知覧の華

“知覧の華”

高く高く掲げた旗も紅の空と散る
想いは胸に桜よ桜忘れるなかれ

嗚呼 届かぬ想いは折れた翼と共に
深い悲しみに泣きました
声を上げて泣きました

神風よ大空に舞う ひとひらふたひら続く

紅く紅く染まる大地に罪深き
人々の想いを胸に桜よ桜忘れるなかれ

嗚呼 届かぬ手紙をこの手に握りしめたままで
深い悲しみに泣きました
声を上げて泣きました

神風よ大空に舞う ひとひらふたひら続く

今 光と影の中 遠く遠去かる
そこに 嗚呼 名も無き華よ
神籬への願いも虚し
嗚呼 儚き華よ

深い悲しみに泣きました
声を上げて泣きました

神風よ大空に舞う ひとひらふたひら続く
神風よ大空に舞う ひとひらふたひら続く
桜 桜よ 桜咲く頃にまた